プレジデントに産業医が教える
「入社3年以内に辞める社員には2つの共通点がある」
が紹介されていました。
産業医は50人以上の従業員がいる事業所に設置義務がありますが、
定期的な面談を行っていることから、いくつかの共通点があるという
ことなのです。
記事によると、
コロナ禍の新入社員たちとの面談で多かった相談は、
仕事量が多すぎて大変だとか、先輩たちが優しくないなど、ネガティブな
内容ではなく、むしろ、社会人1年目としてやる気満々な気持ちが、
コロナ禍のため期待していたように満たされないという内容が多い
というのです。
実際の声には次のような声もあったようです。
・リモート勤務推奨のため、もっと会社に出社して仕事を覚えたいのに、
出社させてもらえない。
・ちょっと先輩に確認したいことやわからないことがあった時、
在宅勤務だと気軽に先輩に相談できない(から仕事がそこで止まってしまう)
・楽しみにしていたアフターファイブなんてない。
誰しも感じていたコロナ禍での仕事の難しさは、新入社員にも大きな影響を
与えました。
入社してすぐに辞める社員もいますが、3年以内に辞める社員の2つの共通点
として
1つめは、「常に自分を他人と比較していること」を挙げています。
もちろん他人と比較することは非常に大事だし、ライバルを持つことによって
切磋琢磨して向上することもあります。ただ常に他人と自分を比較してしまうと
自信を無くし、自分のいいところを見失ってしまうことがあります。
大事なのは、過去の自分との比較、成長。半年前、1年前と比較し、
何ができるようになったのか、ライバルや先輩にどう近づけたのかを
考えてみると自信もついてきます。
誰しもが、できない自分を一度は経験しているのではないでしょうか。
2つ目は「しったかぶりをする」ということです。
新人は仕事の内容がわからなくて当然。わからないことを『素直』に
聞くことで自分のものになっていきます。
但し、一回聞いてすぐに実践、自分のものにする感のよい人もいますが、
何度も聞く人もいる。初めての言葉、やったことがない仕事なので
仕方のないこともあります。
感がいい、感が良くないというのは自分では自覚しているので、
感が良くない人は、自分で訓練して繰り返し実践することでようやく
身についていきます。そういう人生を送ってきたと思います。
このブログを書いていると、私も入社1年目の時、仕事を教えてもらった
女性先輩に「何回目や、これ聞くの」と叱られたことを思い出しましたww。
「しったかぶりをしない」もし、してしまったら全力で調べる。覚える。
そうするとできるようになります。
自信がつきます。
仕事に対する前向きな姿勢があれば、結果はついてくる。
気持ちが切れなければ、結果はついてくる。
福井の社会保険労務士
北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社