40代が一番不満が多い?
株式会社スコラ・コンサルトが、
全国の社員100名以上の企業の
一般職・管理職・役員およそ6,000名を
対象に行った
「組織に関するアンケート調査」の結果を
公表し、20~60代のうち40代の「不満」が
一番多いという結果となりました。
具体的に見ていきます。
サマリーは以下の通り。
Topic1.「今のチームのメンバーでいること」
への不満は40代が最も多い
Topic2.現在の職場への不満、40代の不満が最も多い
Topic3.直属の上司への不満、40代の不満が最も多い
Topic4.現在の仕事への不満、40代の不満が最も多い
以下引用。
Topic1.「今のチームのメンバーでいること」
への不満は40代が最も多い
「今のチームのメンバーでいることに満足している」
・20代は54.0%
・30代は43.5%
・40代は42.4%
・50代は43.9%
・60代は50.6%
となり20代が一番高い結果となりました。
「今のチームのメンバーでいることに不満」
・20代は15.4%
・30代は22.3%
・40代は24.8%
・50代は22.6%
・60代は14.9%
となり、40代が最も高い結果でした。
Topic2.現在の職場への不満、40代の不満が最も多い
40代の回答の上位3つは次の通り。
・「一部の人に業務が集中している」26.7%
・「社員のそれぞれの仕事が手一杯で余裕がない」
22.9%
・「仕事を怠ける、サボる社員がいる」20.4%
Topic3.直属の上司への不満、40代の不満が最も多い
40代の回答の上位3つは次の通り。
・「部下への仕事の配分が適切でない」16.9%
・「上の役職者の顔色ばかりを気にしている」15.9%
・「部下への教育や助言が不十分」15.9%
Topic4.現在の仕事への不満、40代が最も不満が多い
40代の回答の上位3つは次の通り。
・「仕事の負担やストレス、プレッシャーが
大きすぎる」27.4%
・「仕事に必要なリソース(人、モノ、金)が
不足している」26.8%
・「仕事の進め方が非効率的すぎる」19.8%
40代の不満が高まる背景
1.業務負担や責任の増大
キャリアを積んできた40代には、
高い業務パフォーマンスが期待される反面、
仕事のプレッシャーも大きくなりますね。
2.価値観の板挟み
上の世代(50~60代)は「仕事最優先」の
風土を持ち、下の世代(20~30代)は
「ワークライフバランス重視」の傾向が
強いなか、間に挟まれ、ジレンマを
抱えやすいのが40代ということでしょうか。
気持ちはわかります。
対策にはいくつか方法はあると思いますが、
「世代間で積極的な対話を促す」
ことが必要ではないでしょうか。
互いの考え方を尊重することで
前に進む道筋が見えてきます。
定期的な意見交換の場や
ワークショップなどもよいですね。
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