有効求人倍率が高い値で推移。
毎月月末は全国の有効求人倍率が発表されます。
福井県も高い水準の発表がありました。
有効求人倍率とは・・・
有効求人倍率は、企業がハローワークにエントリーする
仕事の数(有効求人数)÷働きたい人の数(有効求職者数)で
算出します。
例えば、
有効求人数が100、有効求職者数が200の場合は、
有効求人倍率は0.5倍。
有効求人数が200、有効求職者数が160の場合は、
有効求人倍率は1.25倍と表示されます。
つまり、有効求人倍率が1.0倍以上となると
人の確保が難しくなっていく状況。
逆に1.0倍を下回ると職に就きにくい状況
となります。1.0が最もバランスがいいという
状況です。
また、最近、有効求人倍率の算出方法が
変わり、「受理地別」と「就業地別」という表示が
されるようになりました。
「受理地別」・・・求人票を受理したハローワークの
所在地で集計したもの
「就業地別」・・・求人票に実際に記入された就業地で
集計したもの
これは、本社が集まる都市部の求人倍率と地方の求人倍率が
正確に反映されるよう考慮されたものです。
改めて2021年10月末時点の有効求人倍率を見ると
受理地別の有効求人倍率(季節調整値)は、福井県は1.80倍
で前月より0.05ポイント低下とやや改善されたものの未だ
高い水準です。
また、
就業地別の有効求人倍率(季節調整値)は、福井県は1.93倍
全国平均は1.15倍。全国1位の水準です。
欠員募集なのか、採用計画の上(業務拡大等)での募集なのか
欲しい人材の確保には大きな影響があります。
だからこそ、採用計画が重要なのです。
3年後の目指したい組織を実現するために、、、。
福井の社会保険労務士
北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社