福井労働局は、2020年4月~2022年3月までの
県内の労働基準監督署の調査結果を発表しました。
実施対象事業場数は315。
そのうち
・違法な時間外労働があったもの 148事業場(47.0%)
・賃金未払い残業があったもの 30事業場(9.5%)
・過重労働による健康障害防止未実施 54事業場(17.1%)
でした。
36協定に定める時間外労働の枠を超えた時間外労働を
行っている事業場は約半分(47.0%)存在するものの、
未払い残業のあった事業場は約1割(9.5%)。
働き方改革が進み、タイムカード等も自動集計や
クラウド勤怠などで労働時間管理が是正されている
傾向ですね。
指摘を受けた業種の内訳を見ると
商業(小売等)や建設業が多いです。
月80時間を超える時間外労働も24事業場報告されています。
コロナ禍でも仕事があることはいいことですが、
必要な残業とそうでない残業の見極めも大事。
時間外労働に関する意識も変わってきました。
ちなみに11月は「過重労働解消キャンペーン」です。
福井の社会保険労務士
北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社