スペシャリストを採用するということ。
前回、ゼネラリストとスペシャリストについて記述しましたが、
今回は、スペシャリストを採用することについて少し掘り下げて
想いを書いていきます。
スペシャリストとは、専門家や専門職を指す言葉で特定の分野において
突出した知識や技術、経験を持つ人材のことを指しますが、
手に職を持っている人だけではなく、デザイナーやプログラマー、
経理、労務などの仕事もスペシャリストと呼ぶことが出来ます。
スペシャリストは文字通り専門的知識が高いため、採用することによって
入社後早期に活躍してもらえる可能性が高いというメリットがあります。
会社側もその観点で採用を行います。
そのため、資格やスキル、実務経験を面接や実務試験、試用期間で確認し、
会社にとって必要な存在であるかを見極め、採用の判断を行います。
またスペシャリストを採用することのデメリットもあります。
それは、配置転換をしにくいという部分です。
もちろん、採用時点で配置転換があるということを伝えたり、
雇用契約などの条件で可能な部分もありますが、
専門職という位置づけ上、それ以外の職種に就いた場合、
退職する可能性も出てきます。(話し合いが重要)
ひたすら専門分野を極めていくハイプレイヤーのスペシャリストや
一部プレイングマネージャーを持つなど会社によって様々な形態があります。
それを表すのがキャリアパス。
一度社内の教育制度を見直してみるといいでしょう。
人事制度の見直しは社員の育成に非常に有効です。
福井の社会保険労務士
北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社