2022年度最低賃金引き上げが
31円で決着しました。
全国平均が10月より961円と
なります。
最終的にはA~Dの4区分に従い、
地域ごとに決定されますが、
全国で30円アップは間違いないようです。
(日経新聞より)
上記によると福井県の2022年の最低賃金は、
858円→888円。
政府は全国平均1000円を目標としているため、
このまま行くと、2024年には達成しそうです。
最賃引上げに伴い、10月の社会保険の適用拡大。
扶養の範囲で働くには?
というご相談も多くあります。
10月以降、106万円の壁と130万円の壁が
社会保険の扶養で出てきます。
★106万円は社会保険の被保険者100人超の
会社で次の要件に該当する方
・週の所定労働時間が20時間以上30時間未満
・賃金が月88,000円以上
・2ヶ月を超える雇用見込み
・学生でないこと
★130万円は、従来通りの扶養。
はい、扶養の範囲で働くには労働時間を
減らすしかありません。
時給が上がるのに労働時間が減る。
生産性向上で労働時間を減らしても
影響がないなら構いませんが、
会社側とするとおかしな感じですね。
労働者も改めて労働時間を計算して働く
必要があります。
政府の意図は、
扶養の範囲で働くのではなく、
社会保険に加入してくださいという
メッセージです。
また最低賃金の引き上げに伴い、
業務改善助成金等で賃金規程を
変更している会社は見直しが
必要となります。
この辺りも随時対応していきましょう。
最低賃金引き上げは10月です。
福井の社会保険労務士
北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社