政府や経団連が賃上げに言及し、
ファーストリテイリングや
オリエンタルランド、スノーピークなども
賃上げの発表を打ち出しています。
ある程度名のある企業は賃上げを
行うことによって既存社員の
モチベーションアップにとどまらず、
採用活動にも影響があり、優秀な人材が
確保できるというメリットも生まれます。
一方、物価上昇の中で中小企業では
賃上げが特に厳しいという声も
ありますが、賃上げの動きは
人材確保への影響は少なくありません。
もちろん、金銭だけでないやりがいや
休日、休暇、社風などを全面的に
打ち出し社員のモチベーションを維持
している企業も多くありますので、
一概には言えません。
とは言え、マスコミの情報操作に近い
報道がされると社員も
「うちはどうなんだろう?」
と気になりますよね。
毎年、昇給をしている企業でも
それ以上昇給しなければならないの?
というご相談もあります。
福井商工会議所が調査した結果によると
従業員20人未満の事業所(424件回答)で
賃金について
「現在の水準を維持する」54.1%
「引き上げる予定」32.3%
と3割の企業が賃上げを検討しています。
実際の所、賃上げの%は、
企業によって様々なので、
賃上げによって人件費率が
どれくらい上がるのか、
原材料等の高騰と合わせて
価格転嫁が可能なのか
など総合的に判断することも
必要です。
政府は、賃上げや最低賃金の引き上げ
を想定し、助成金や補助金の活用も
促しています。
「最低賃金・賃金引上げに向けた
中小企業・小規模事業者への
支援施策紹介マニュアル」
ぜひ参考にしてください。
福井の社会保険労務士
北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社