岸田首相は、最低賃金の全国平均を
2022年の961円から2023年に1,000円へ引き上げる
目標を示しました。
毎年約3%ずつ上がっていた最低賃金ですが、
2022年は過去最大の全国平均31円アップ。
1,000円にするには、39円アップが必要なため、
2022年を上回ることになります。
(2021年は全国平均930円でした。)
ちなみに東京の最低賃金の推移は、
958円(2017年)
985円(2018年)
1,013円(2019年)
1,013円(2020年)
1,041円(2021年)
1,072円(2022年)
ここ6年で114円アップ。
福井県はと言うと、
778円(2017年)
803円(2018年)
829円(2019年)
830円(2020年)
858円(2021年)
888円(2022年)
ここ6年で110円アップ。
平均1,000円になると、
単純に計算して39円上がるとすると、
福井県の最低賃金は927円
になりますね。
時給の人はわかりやすいですが、
仮に月給に直すと、
22日×8時間×927円=163,152円
月給16万円を下回ると最低賃金割れ・・・。
賃上げの会社には更なる助成金等の
対策も検討しているようですが、
中小企業には厳しい検討議題ですね。
福井の社会保険労務士
北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社