政府が男女で育児休業を取得した場合に、
給付率を手取り10割にする方針へ。
現行は、育児休業取得時に支給される
67%の育児休業給付金を一時的に増額し、
80%にして手取り10割を目指すようです。
手取り10割とは、育児休業期間中は
社会保険料の免除が適用されるため、
手取りで見ると実質10割に近い給付
というものです。
これは子育て世代には助かる制度改革
ですね。
合わせて、「時短勤務者にも給付金を
支給する」ことにも言及しました。
現行の育児休業給付金は、文字通り
育児休業を行っている方に支給する
ものですが、時短勤務者には支給
されません。
時短勤務者に支給となると、
原則1歳になるまでの子を
養育する人を対象とするのか、
(育児休業給付金と合わせる)
今後も議論が必要です。
時短勤務者の場合、勤務しているので
雇用保険料を控除しながらの給付と
なりそうですね。
実質人手不足の中小企業は、休業よりも
時短の方が助かるという事実もありますので
時短勤務者への給付は、歓迎される部分も
あります。
子育てに力を入れるという
政府の方針が明らかになってきました。
こういう法改正は、実務担当者泣かせと
なり、決定したらご相談も増えそうです。
福井の社会保険労務士
北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社