福井県の有効求人倍率が発表され、
3月度は1.89倍。2月より0.02ポイント
低下した結果となりました。
全国平均は1.32倍で、
都道府県別にみると、
福井県の1.89倍
島根県の1.75倍
鳥取県の1.70倍
で福井は3月も全国1位を
維持しています。
人手不足は数字を見ても明らかでは
ありますが、職種別にみるとまた
違った見え方があります。
事務職については、ほぼ1:1の状況なので
募集をかけるとすぐに集まります。
一方、倍率が高いのが、
専門技術職である「建築・土木技術者」。
有効求人倍率が11.21倍。圧倒的です。
次に、生産工程・労務の職である
「建設・土木・電気工事」。
いずれも建設業であり、業界の人手不足が
伺えます。
最近は、休みの数を増やしたり、
給与水準の見直しの策を講じている
企業が増えてきました。
また、「理容師・美容師」、
「接客サービス」「販売」も倍率が高く、
ここにも休日の問題が関係しているのかも
しれません。
一方、土日休みが確保されていなくても
シフトを上手に活用したり、
十分人手が足りているところや
求人を出すとすぐに集まるところが
あるのも事実です。
分母は少なくなっていることは確かに
ありますが、休み以外の魅力や働きがい、
福利厚生などで求人を確保している
ケースです。
(話を聞くと、必死ですと
おっしゃっていました)
よく言われる自社の魅力。
自社の魅力って難しいなと思われる
場合は、既存社員に聞いてみると
よくわかります。
また経営者・人事担当者は、
業界の平均の休みや給与等を
把握しておくことも大事です。
もし、把握が難しければ
専門家に相談してみてください。
それよりも大事なのは
既存社員が辞めない状況を
作ること。
ここは一緒に考えていきましょう。
福井の社会保険労務士
シナジー経営社会保険労務士法人
シナジー経営株式会社