GW明け、今日から通常通りの仕事の方も
多いと思います。
この時期、ご相談いただく内容に
「五月病」があります。
五月病は、厚生労働省や医師会によると、
「新入社員や人事異動など環境変化の
あった方が、新しい環境への適応が
うまくいかず、なんとなく体調が悪い、
やる気が出ないなど心身に不調が
あらわれる状況」
としています。
五月病は正式な病名ではなく、
医学的には、「適応障害」「抗うつ状態」
などと関係があることが多いようです。
ちなみに五月病は今に始まったことではなく、
1960年代から言われており、
1968年には流行語にも選ばれています。
五月病への対策はストレスをためないこと
と言われていますが、
初めての仕事や環境に慣れるまでには
1ヶ月では足りず、2ヶ月、3ヶ月かかることも
あります。ここは休日と仕事をバランスよく
繰り返し、慣れていくしかありません。
上手にストレスと付き合うことですね。
また、自分の「考え方のクセ」に気づき、
自分にやさしくする方法もおススメです。
(厚生労働省こころの耳より)
・「全か無か」思考(完璧主義)
物事を「白か黒か」「成功か失敗か」の
両極端に分けて考えてしまうタイプ。
「できなかったこと」ではなく、
「できていること」に目を向けてみましょう。
否定的なことがあると「いつもこうだ」と
一般化してしまうタイプ。
「本当に毎回そうだろうか」と自分に
問い直してみましょう。
そうでないときを発見できれば、
少し、気持ちが落ち着くでしょう。
自分の基準でしか行動できず、
うまくいかないと罪の意識を持ったり、
相手に腹を立ててしまうタイプ。
否定的に断定せず「〇〇であればよい」
程度の言い方に変えてみましょう。
新しく人事に移動してきた方や
新しく部下を持った方もいらっしゃると
思いますので、こういった点で新入社員に
声をかけてみてはいかがでしょうか。
この壁を脱して、早く本来の力を
発揮して欲しいですね。
福井の社会保険労務士
シナジー経営社会保険労務士法人
シナジー経営株式会社