この時期、新卒のための会社説明会と
賃上げに関する話題が上がりますね。
先日も報道で、地方銀行の初任給が
メガバンク並みに引き上げ、
良い人材を確保したいという
動きがあるようです。
初任給25万円や30万円というのは
魅力的ですね。
銀行はネット取引の拡大で来店客が減り、
店舗の統廃合を進めています。
一方、企業向けコンサル業務や投資商品
などに力を入れる動きもあり、
いい人材は是が非でも欲しい。
これはどの企業も一緒なので
この賃上げにある程度ついていかないと
欲しい人材はなかなか難しいというのが
実情です。
(それでも20~21万を25万に引き上げるのは
厳しいですよね・・・)
また、初任給を引き上げるためには、
既存社員の給与の引き上げも
同様に行わなければ不満の声も
あがるため、全体的な賃金の底上げは
必須ということになります。
その財源は利益からしか出ませんので、
利益確保が重要な指標。
一方、初任給が高すぎると不安という
声も就活生の一部では上がっています。
給与が高い=求められるレベルも高い
という構図は当然と言えば当然ですが、
離職が高いと会社としても痛手となるため
いくつかの給与パターンとそれに準じた
教育体制をどうするかなども考える必要が
あります。
時代の変化についていく。
求人票の出し方に工夫も必要ですが、
給与だけではない魅力をどう打ち出すか
脳に汗をかく時間ですね。
福井の社労士
シナジー経営社労士法人
シナジー経営株式会社