大阪マラソンで優勝を果たした
平林清澄選手。
聞いたことがある名前だなあと
思ったら、福井出身で箱根駅伝でも
活躍した国学院大の平林選手でしたね。
初マラソン日本最高記録と学生記録を
同時に更新したことから来年の箱根駅伝、
また今後のマラソンの期待が
高まりますね。
(画像はNHKより)
期待と言えば、
期待をかけることはパワハラにあたるのか
という上司の悩み相談です。
より一層の成長のために、上司が現在の
業務よりも少し高度なレベルの業務を
任せることはよくある話です。
高いレベルの仕事を経験することにより
仕事の幅も広がり、達成感も大きな
ものとなります。
一方、厚生労働省が
「職場におけるハラスメント関係指針」
において示しているパワハラの6類型の
1つに、「過大な要求」があります。
厚生労働省では資料の中で、
「過大な要求」について
「業務上明らかに不要なことや
遂行不可能なことの強制・仕事の妨害」
としています。
もう少しわかりやすく言うと、
「業務上必要かつ相当な範囲を超えた」
言動かどうかという点です。
パワハラ指針の中には、
「労働者を育成するために現状よりも
少し高いレベルの業務を任せること」
は「過大な要求」に該当しないと
示されていますが、
何のフォローや指導もなく、
部下に高いレベルの高い仕事を
任せっぱなしにすることは、
「相当」な行為とはいえないと
されています。
つまり、アドバイスやフォローを
行い、適切なマネジメントをすれば、
過大な要求には該当しない
ということ。
教えられた経験がない、
背中を見て学べで育った世代には
非常に難しいことかも
知れませんが、過大な要求かどうかは
上司のマネジメントにかかっている
と言えます。
そういった面で、高い目標だけど
フォローするからやってみよう。
プロセスの場面でもアドバイスを
送ることにより、部下は自分事として
とらえていく。
自ら高い目標をもって取り組む
人もいるけど、与えられた目標で
高い成果を出す人もいる。
過大な要求と言えばそうかも
しれないけど、過大な要求を
やってみようと思う、そして
やりきるためのフォロー。
今回の平林選手の活躍も監督の
いい意味での「過大な要求」が
あったんだろうなと思いました。
そして最大限のフォローを行う。
過大な要求。
いい意味で使っていきたいですね。
福井の社労士
シナジー経営社労士法人
シナジー経営株式会社