10月に入り、内定式を行った
会社も多くあります。
一方、内定辞退などがあり思うように
人材が確保できないという声も
多く聞きます。
人手不足はまだまだ続きますが、
県内の職種別求人・求職賃金情報は
どうなっているのか最新版を
見てみました。
福井労働局が発表している
8月現在の最新版ですが、
求人の賃金と求職者が求める
希望賃金が記載されています。
例えば、人手不足が続いている
建設業界は専門的技術的職業で
建築土木技術者の求人賃金が、
上限 385,086円
下限 250,483円
一方、求職者の希望賃金は、
285,714円
年齢や実績などにもよりますが、
金額だけを見ると下限より
約35,000円多く求めています。
また接客業の求人賃金は
上限 247,937円
下限 213,877円
求職者の希望賃金は
217,895円
差額は約4,000円
ここには表れていないですが、
これにプラスして休日数。
賃金や休日だけで単純比較は
できないことは十分承知の上ですが、
比較対象とされ、大きな開きが
あると条件的には不利です。
この差を少しでも埋めていくことが
企業努力。そしてそれ以外のアピール
ポイントを作る。
また定着を図るための策を行う。
賃金なのか、休みなのか、教育なのか、
福利厚生なのか、人間関係なのか、
仕組みなのか。
会社ごとによって違う課題があります。
定着している会社には理由がある。
ここに気づくこと。
ちなみにパートさんの賃金も上がっていますね。
これは8月のデータですが、下限でも
1,000円を超えている求人賃金が
多いです。
福井の社労士
シナジー経営社労士法人
シナジー経営株式会社