管理職になると負担が増える。
最近、そういう声も増えてきて、
部下のマネジメントや成長に悩みを
抱えている管理職も多いと思います。
株式会社マイナビは、
800名の管理職を対象に
「管理職の悩みと実態調査」
を行ったアンケート結果を
発表しました。
そこでは、
「管理職になって良かった」
と感じる人は60.8%。
役職別に見ていくと
本部長・・・80.0%
部長・・・74.6%
次長・・・61.4%
課長・・・54.9%
係長、チーム長・・・51.5%
となっています。
また管理職になって良かったこと
については、
・50代女性課長
→部下の成長に喜びを感じること。
管理職が知り得る情報を得て自分に
任せられる交渉や決定に関わっているとき
・40代女性係長
→上司側の気持ちが分かるようになった。
叱るのも褒めるのも難しい。部下として
どうして欲しいかはわかっているから
各々に合わせてだがどちらの気持ちも
持ち合わせて働きたいと思っている。
・20代男性係長
→自分の課をもってある程度自由な采配を
できる
・20代男性本部長
→給料面での余裕で家庭も安定もできる。
苦労も多い分、達成感や部内外での信頼度も
高まり成果がついてきてやりがいが大きい。
・50代男性部長
→アクセスできる情報が増えるので視野が
広がり多角的な判断が下せるようになった。
一方、管理職になってからの変化については
・仕事の比重が増えた・・・75.8%
・心身の健康が損なわれた・・・68.9%
と業務量や健康問題に言及する点も
あります。
また、管理職としての悩みは、
・マネージャー業務の負荷が高い・・・28.1%
・パワハラなどハラスメントと言われるのを
避けたい・・・27.0%
・部下が成長しない・成長が遅い・・・24.0%
・部下に言いたいことがあっても我慢している
(指摘できない)・・・21.9%
・部下のフォロー(ミスのチェックなど)が
追い付かない・・・21.5%
などがあげられています。
管理職として希望するサポートや
制度については、
・管理職手当の増額・・・40.1%
・残業手当の支給・・・21.6%
・勤務時間外は対応しなくても良い制度
・・・19.6%
組織が成長、発展するためには
管理職を目指す人を増やすことは
必須課題。向き不向きもありますが
「やりがい」「成長」と
「心身のバランス」を上手に
コントロールすることも必要ですね。
福井の社労士
シナジー経営社労士法人
シナジー経営株式会社