消える一般職??
全国で人手不足が続いていますが、福井県の有効求人倍率は
30年6月末時点で2.10倍。全国2位の高倍率です。
顧問先様をはじめ、数々の経営者、人事担当者の方と
お話しすると人手が足りない、なかなか人が集まらないという
話題は尽きません。
では、どのような職種が必要かと少し掘り下げていくと、
営業職、技術職、専門職などを希望している割合がほとんどで、
一般事務職などはパートさん、契約社員などでは募集しているものの
正社員では募集がされていません。
東京では正社員の一般事務職に求人200件というデータもあるほどで
一般事務職を希望する女性は多いです。
しかし、銀行を中心に一般事務職の募集を大幅に削減することも
封じられています。2017年秋に三菱UFJ銀行、みずほFG、三井住友FGと
3メガ合算で、数年かけて約3万2000人分の「業務量削減」方針が発表
されました。
新卒採用も抑制され、みずほFGでは、2017年卒では1100人程度
採用していた一般職を、2019卒では200人にまで絞るようです。
この波は地銀にまで及んでいて、ここ最近はコンサルティング営業職を
強める銀行が多くなっています。
AIでできる仕事はAIでという流れも顕著になってきているので
今後益々、一般事務職という求人は少なくなっていきます。
代わりにより付加価値が高い仕事への募集が増えるのは必須で、
このミスマッチをどうするかとうことが経営者として
悩みのタネとなります。
人手不足であればITやIOTを活用して業務効率化を図ろうという
ことは当然ですが、これらを活用する人材への切り替えもでてきます。
また、機械ではできない仕事もたくさんありますので、
今、一般事務職でも近い将来、仕事が少しずつ変化してくることも
考えられます。
変化に対応する。企業も人も変化に対応しなければ生き残っていけません。
おまけ、、、
一般事務職の募集が少ないので、正社員で募集をかけると
かなり優秀な人材が集まってくるかもしれませんね。