先日、GW明けは転職活動が活発化する
という話をしましたが、総合求人サイト
の『エン転職』が「転職を考え始めたきっかけ」
を聞いた最新調査を公表しました。
「転職を考え始めたきっかけ」として
上位になっているのは、
順位 | きっかけ | 割合 |
---|---|---|
1 | 給与が低い・昇給が見込めない | 44% |
2 | やりがい・達成感がない | 32% |
3 | 会社の将来性が不安 | 27% |
4 | 人間関係が良くない | 24% |
5 | ワークライフバランスが悪い | 20% |
リアルな声として、
「給与が低い・昇給が見込めないから」
・業務量の多さに対して給与が見合っていると
思えない。(20代女性)
・昇給の機会が少ないだけでなく、減給される
こともある。(30代男性)
・5年以上賞与をもらっておらず、残業代も
出ない。(40代女性)
「やりがい・達成感がないから」
・入社時の面談で聞いていた仕事と異なる
仕事をやらされている。(20代男性)
・簡単な仕事ばかりでやりがいを感じられない。
自身の能力を出しきれないことが多かった。
(20代女性)
・同じ仕事ばかりで変化がなく、人員が
余剰なため手すきになる時間が
発生してしまう。(40代女性)
などがあります。
転職の3大不安は
「年齢」
「理想の仕事の有無」
「経験・スキル評価」
転職意向者の87%が何らかの不安を抱えている
と回答しています。具体的には――
1.年齢が選考で不利にならないか(60%)
2.“転職したい”と思える求人が
見つかるか(49%)
3.経験・スキルをきちんと評価
してもらえるか(41%)
年代別に見ると、30~40代は
特に「年齢×スキル」に敏感。
「管理職経験がないまま年を重ね不利」
「市場価値がわからない」
といった声が寄せられています。
一方20代は「仕事自体が好きでないかも…」
という根源的な迷いが上位にきています。
年代ごとに“壁”は異なりますが、
いずれも自己理解と情報収集の不足に
起因しているケースが目立ちます。
今回、転職のきっかけとして
あがっていたのは、
1位が「給与」
2位が「やりがい」
でした。
給与:単なる額面だけでなく、
昇給プロセスや評価基準の透明化が
重要。
やりがい:職務設計と成長機会の提供。
特に若手は“スキルを発揮できる場”
成長を求めています。
→人事評価制度やキャリアパス、
1on1などのフィードバック
でこの部分は対応できます。
中小・零細企業でもこの辺りに
力を入れ始めると、人材が定着し、
成長する企業になってきますよね。
人への投資。
福井の社労士
シナジー経営社会保険労務士法人
シナジー経営株式会社