プロスペクト理論というものがあります。
自分が合理的に判断しているつもりでも、
実際には「損失を大きく感じる」という
心理が働き、意思決定がゆがむメカニズムを
説明する行動経済学の理論です。
1979年にダニエル・カーネマンと
エイモス・トベルスキーが提唱しました。
人は同じ金額でも、得をしたときの喜びより、
損をしたときの痛みを2倍以上強く感じます。
プロスペクト理論は色々なことに当てはまります。
株価が上がるとすぐに売って利益を確定したがり、
下がると「いつか戻る」と信じて持ち続け、
結果として大きな損失を抱えやすい。
(「利益回避」と「損失回避」の逆転現象)
「期間限定」「今だけお得」「返金保証」など、
損を避けたい心理(損失回避)を狙った
マーケティング手法。
色々なことがありますね。
私もこのプロスペクト理論に
見事やられたなということはたくさんあります。
これを人材育成に考えてみると
人はどうしても損失を回避する行動を選択します。
つまり、失敗をしたくない。
失敗したくないからチャレンジしない。
積極的な行動を避けるようになります。
そのため、人材育成に時間がかかる場合も
あります。
であれば、失敗してもよい環境、挑戦できる
環境を作ってあげることが必要。
一歩目を踏み出す勇気を提供する。
お客様でも「トレーニングセンター」を作り
職人の技術を経験させる、失敗を経験する
ということを仕組みとして導入している
ところもあります。
また、小さな目標を設定し、その目標を
達成させ自信を持たせる。
これも失敗回避を利用した手法です。
当社自身も人材育成への取り組みや
社員研修のプログラムを組む際に
この手法を活用しています。
プロスペクト理論を意識した経営。
色々なことに役立ちます。
福井の社労士
シナジー経営社会保険労務士法人
シナジー経営株式会社








