新年度が始まって1カ月半が過ぎ、
新しい環境に少しずつ慣れてきた
若手社員の方も多いのではないでしょうか。
それと同時に、迎えた側の企業や上司、人事担当者に
とっても「これからどう育てていくか」という
育成プランが本格化する時期です。
人手不足が深刻化する今の時代、企業は
若手社員に対してどのような姿勢や行動を
期待しているのでしょうか?
今回は、株式会社帝国データバンクが
2026年5月に実施した
「若手社員に将来身につけてほしい姿勢・行動アンケート」
の最新データをもとに、現代の企業が若手に
求めている本音と、そこから見えるこれからの
働き方のヒントを紐解いていきます。
■ 圧倒的トップは「主体性・積極性」!
自ら考えて動く力が最重視される理由
調査結果によると、企業が若手社員に将来
身につけてほしい姿勢・行動として、
「主体性・積極性がある(自ら考えて行動できる)」が
68.4%と、2位以下に圧倒的な差をつけて突出した
トップとなりました。
次いで多かった項目は以下の通りです。
主体性・積極性がある:68.4%
責任感がある:34.4%
学び続ける姿勢がある:25.2%
自立して業務を遂行できる:21.0%
この結果からわかるのは、企業は単に
「言われたことを正確にこなす人」ではなく、
「自ら課題を見つけ、自立して学び、最後まで
責任を持ってやり遂げる人」を強く求めている
ということです。
アンケートに寄せられた企業の声からも、
「仕事は与えられるより、見つけることが
できるようになってほしい」(大企業・専門サービス)
「安易に周囲から答えを聞くのではなく、
なぜ・なぜを5回行って深掘りしてほしい」
(中小企業・機械製造)
といった、自発的な行動と深い思考力を期待する
本音がリアルに伝わってきます。
■ 「大企業」と「中小企業」で異なる、
若手への期待値
今回の調査の非常に興味深いポイントは、
企業の規模によって若手社員に求める要素に
明確な違いがある点です。
【大企業】キーワードは「チームの成果」
細分化された組織で動くことが多い大企業では、
「チーム全体の成果を意識して行動できる」
(24.7%、中小企業より+8.1ポイント)
の割合が比較的高くなりました。
個人の優秀さだけでなく、組織の一員として
周囲と調和し、全体のパフォーマンスを
最大化できる力が求められています。
【中小企業】キーワードは「即戦力と責任感」
一方で、一人ひとりがマルチに多様な業務を
担う場面が多い中小企業では、
「責任感がある」(36.1%、大企業より+12.4ポイント)や、
「自立して業務を遂行できる」
(21.9%、大企業より+6.3ポイント)といった
項目が目立ちました。
一刻も早い即戦力化と、自分の仕事に責任を
持ってやり遂げる自律性が強く期待されている
ことが伺えます。
■ 一方で「リーダーシップ関連」は1桁台の低水準に?
その一方で、意外な結果となったのが、
「周囲を巻き込める」(2.1%)や
「OJT・後輩指導ができる」(3.4%)といった、
組織協働やリーダーシップに関する項目です。
これらはすべて1桁台の低い水準にとどまりました。
これは企業がリーダーシップを軽視しているわけではなく、
「まずは自分の足で立ち、自立して動けるようになってから、
次のステップ(周囲の巻き込みや指導)へ進んでほしい」
という、段階的な育成のステップを考えているからだと
言えるでしょう。
まずは足元の「主体性」や「責任感」を身につけることが、
何よりの先決なのです。
■これからの若手育成とキャリア形成に必要なこと
少子化による人材難が加速する中、
企業にとって「いまいる若手社員の能力をいかに引き出し、
定着させるか」は死活問題です。
・若手社員の皆さんへ
企業が求めているのは、完璧なスキルではなく
「失敗を恐れずに自ら考えてチャレンジする姿勢」です。
わからないことをすぐに諦めず、自分なりの仮説を持って動く
「主体性」を意識するだけで、社内での評価や信頼は
大きく変わるはずです。
・育成に悩む上司・人事担当者の皆さんへ
若手に「主体性を持って」と口で言うだけでは、
なかなか人は動きません。失敗しても会社の責任で
あるという安心感を与えつつ、安易に答えを教えすぎずに
「どう思う?」と問いかけるような、自律性を
引き出す環境づくりとコミュニケーションが、
今後の育成においてますます問われていくのではないでしょうか。
上記の課題や取り組みをもとにした研修プログラムを
当社では準備しています。
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