新入社員「好んで苦労することはない」
毎年、新入社員の動向を発表している日本生産性本部が
平成31年「働くことの意識」調査結果を公表しました。
働く目的の第1位は
「楽しい生活をしたい」でした。
これはこれで新入社員に限らず思いますが、
一方で「自分の能力を試したい」が年々下がっていることが気になります。
新入社員なんだから、やってみたいことや試してみたいことを想定して
入社するんじゃないの???
特にここ15年ぐらいの下げ率は違和感があります。
また、働き方について「人並み以上に働きたいか」、「人並みで十分か」
という質問に対しては「人並みで十分」という割合が63%を超え、
人並み以上に働きたいとの差を34.5ポイントに広げました。
これは調査以来、過去最高の開きです。
若いうちの苦労は買ってすべきか?という質問にも
好んで苦労することはないが上昇しています。
最初は自分の不甲斐なさや能力のなさに
嫌気が指すこともあり、歳を重ねると「経験値」が
大事だと考える時期もありますが、
新入社員ではなかなか想定できないのかもしれません。
ただ、ここ5年ぐらいの気持ちの変化は何でしょうか。
売り手市場になって就職に困らなくなったことの影響もあるのでしょう。
いずれにせよ、このような調査結果を見ていると
入社後の教育が会社にも影響を与えることがわかります。
新入社員が入社して3ヶ月。人への投資を止めたら会社の未来はない!
AI、IT、ロボットこちらも大事になってくる。