腹落ちは大事だが、経験と合わせないと成長しない。
人材育成に頭を悩ませている上司・先輩も多いことと思いますが、
仕事の目的や目標をスタッフに納得させ、いわゆる「腹落ち」させることで
スタッフが自発的に動き、持てる力を発揮すると言われています。
これはある意味正解なのですが、そうじゃないこともあります。
時の上司がこういった説明をせず、とりあえず「やれ!」と言われて
しぶしぶやったけど、経験値を重ねていくうちに「あっ、そういうことか」と
気づくこともあります。
上司の言っていることがその時はわからなくても、その後「わかった」
という経験は誰しもあります。
部活でも「外周10週ね」と言われ、ブーブーいいながら、走っていたら、
足腰が強くなり、マラソン大会の上位を獲得したり、知らず知らずに体力がついて
バテなくなった、身体が強くなったという経験は誰にでもあるはず。
何が言いたいかというと「腹落ち」させることは大事ですし、納得することで効果を発揮します。
一方で経験しないとわからないこともあるということです。
人はその立場にならないとわからないことも多いし、経験値を重ねることで気づくことも多い。
理解・納得するだけでは足りず、経験値を付け加えることで本当の意味での成長につながるのです。
だからこそ教育は「言葉」と「経験値」の両方が必要なのです。
経験させることは上司・先輩・コーチの役目。
言葉を変える、経験値を積ませる。
人材育成はこの視点が大事です。
福井の社会保険労務士
採用定着士がいる人材育成会社
北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社