監督署が重点的に調べるもの

福井労働局から昨年行われた「過重労働解消キャンペーン」

の重点監督の実施結果が公表されました。

令和2年11月の1ヶ月間に行われた調査の概要は以下の通り。

⑴ 監督指導の実施事業場: 111 事業場

⑵ 主な違反内容[(1)のうち、法令違反があり、是正勧告書を交付した事業場]

① 違法な時間外労働があったもの: 52 事業場(46.8%)

うち、時間外・休日労働の実績が最も長い労働者の時間数が月 80 時間を超えるもの: 5 事業場( 9.6%)

うち、月 100 時間を超えるもの: 2 事業場( 3.8%)

うち、月 150 時間を超えるもの: 1 事業場( 1.9%)

② 賃金不払残業があったもの: 8 事業場( 7.2%)

③ 過重労働による健康障害防止措置が未実施のもの: 33 事業場(29.7%)

⑶ 主な健康障害防止に係る指導の状況[(1)のうち、健康障害防止のため指導票を交付した事業場]

① 過重労働による健康障害防止措置が不十分なため改善を指導したもの: 34 事業場(30.6%)

② 労働時間の把握方法が不適正なため指導したもの: 14 事業場(12.6%)

 

違法な労働時間を超えたものが46.8%となっていますが、

働き方改革により80時間を超える労働はそんなに多くありません。

主に36協定違反(未提出や特別条項を超えての労働)が多く見られます。

 

DX化などによって業務の効率化は進んでいます。

また教育の仕組み化や人材育成のやり方を工夫することにより

スキルアップも可能です。

従来のやり方を見直すことが大事。

時代は変化しています。

 

福井の社会保険労務士

北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社

 

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