昨日発表された全国の有効求人倍率で
福井県は1.77倍と都道府県の中で14ヶ月連続トップを
記録しました。
全国の平均は1.09倍なので比較すると飛び抜けていますね。
昨年5月の有効求人倍率は1.70倍なので同年比も増加。
製造業や建設業を中心に求人が増えているというデータです。
どの業種が増えている??
詳細を見ると前年同月比で、
・建設業で17.0%(106人)増
・製造業で48.1%(254人)増
・卸売業,小売業で12.9%(142人)増
・宿泊業,飲食サービス業で42.5%(94人)増
・医療,福祉で4.9%(51人)の増
です。
そのうち増加幅が多い製造業では、
・繊維工業で51.0%(49人)増、
・眼鏡等製造業で151.4%(53人)増
となり福井の主要産業である繊維や眼鏡等の求人も増えていますね。
(人が確保しにくいということ)
また、他の製造業でも
食料品製造業で35.3%(18人)増、
はん用・生産用機械器具製造業で46.5%(20人)増
電子部品・デバイス製造業で66.7%(22人)の増
で、全体的に人が欲しいという傾向が見えます。
人手が回復してきた業種は?
一方、データ上では
運輸業,郵便業で14.7%(48人)減
生活関連サービス業,娯楽業で11.4%(50人)減、
サービス業(他に分類されないもの)で10.0%(56人)減
となり、ある程度人員が確保できている業種もあります。
全国的に見てもそうですが、専門職の求人が高い(1.0を超える)のに対し、
事務職の求人は低い(1.0を下回っている)ままです。
福井労働局から発表されている職種別のデータを見ると傾向が分かります。
建築土木関係は6.87倍に対し、事務職は0.60倍です。
(どの程度の事務を言うのか微妙なところはありますが)
このようなデータを参考にしながら求人票を作っていくことが
大事ですね。欲しい人材をどのように獲得するか。
ぜひ採用定着士にご相談ください。
福井の社会保険労務士
北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社