部下との接し方での一コマ

お客様とのヒアリングの場で「否定的な発言をする人との接し方」

について話が上がりました。上司でも部下でも進むべき方向に向かって

チーム一丸となれば、スムーズにことは進みますが、

否定的な発言でチームの士気が下がってしまうのは、避けたいですね。

チームの生産性やモチベーションを上げるための行動や発言を行うのが

上司の役割。否定的な発言の背景に何があるか分析することも重要なことです。

ここでは、否定的な発言をする人の特徴について考えてみました。

 

・見えない不安がある

やったことのない仕事を任された(振られた)。できるかどうか不安。

やったことのない仕事を不安に思う人は多いです。(チャレンジ精神旺盛な人は除く)

ただその不安は、今までの経験値を積上げることによって一定の形に持っていくことはできます。

この人ならできるんじゃないかな。と仕事を依頼していることも多いからです。

全部を最初から最後まで一人でやりなさいということではありません。

一定の形に持っていき、最後のピースを上司とともに行うことでもいいのです。

この経験が自分の視点や幅を広げることにつながります。

先輩や上司は皆その経験を積んできました。

経験することで得られるものがたくさんあります。

 

・キャパオーバー

部下の仕事量を把握することは上司の大事な役割ですが、

そもそもキャパを超えているということもあります。

キャパオーバーには、能力やスキル以外にも色々な原因がありますが、

原因を探り、解消しない限り、ずっとこの状態は続きます。

「仕事以外(家庭)に悩み事がある」「時間的余裕がない」

「仕事の優先順位がつけられない」

話を聴いてみると解消できることや緩和されることもあります。

 

・リスク管理能力をもっている

表現が上手くないだけで、リスク管理能力が高いということもあります。

否定的発言の際には、この部分が解決されればOKという裏返しも隠れています。

「そう思う具体的な根拠ってある?」「どのような状態となったらできる?」

など、その部下から意見を吸い上げることも必要です。

そして、うまくチームの中に組み入れ、一緒に仕事をすると

ぐっとチーム力が上がります。

 

否定的な発言が繰り返されるとチームの士気や周りにも影響があります。

考え方は人それぞれですが、まずは話を聴いてみる。

その上で次の一手を打ちましょう。

 

 

福井の社会保険労務士

北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社

 

 

 

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