アメリカで新型コロナウイルスのワクチン接種を採用の条件とする
求人が急増しているようです。
日経新聞によると「ワクチン接種」を条件に挙げた求人が、
8月までの直近1ヶ月間で2倍近くに急増し、変異ウイルスが広がる中で職場
の安全を最大限守る手段として、ワクチン接種が新たな採用条件に浮上しています。
(画像は日経新聞より引用)
ワクチン接種は、身体上の理由や宗教上の理由、個人の意思で接種しない人もいますが、
採用段階で接種を求人要件に加えることで既存の社員より導入しやすいという
狙いもあるようです。応募者からすると、コロナ対策を進めているという安心感も
ありますね。
企業側はコロナ対策として、毎日の検温、手洗い・消毒、マスク着用、マスク会食、
県外への移動自粛などを掲げていますが、ここに「ワクチン接種」が追加されることに
なります。
アメリカではワクチン接種の義務化の動きも加速しています。医療従事者を始め、
マイクロソフト、グーグル、Facebook、デルタ航空、その他教職員や送迎バスの運転手など
幼稚園から高校までの関係者、カナダでは銀行、放送局なども義務化されています。
日本では、先日、外食大手のワタミがお客様や社員、関係者に安心感を与えるために社員に
原則ワクチンを接種するように義務付け、望まない場合は毎週のPCR検査を発表しましたが、
この動きにもまだ慎重論があります。
まずは、求人案件で「ワクチン接種済み」のキーワードが今後増えそうですね。
福井の社会保険労務士
北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社