若手社員(30歳まで)の教育はどこの会社も
頭を悩ませているところです。
人材育成の現場からは、これまでどおりのやり方、伝え方が
通用しないという声もあります。
これらは、何が原因なのでしょうか。
リクルートマネジメントソリューションズが調査した結果によると
経験値の差がこれらの原因にもなっているようです。
(リクルートマネジメントソリューションズより引用)
・自ら動かなくても与えられる、教えてもらえる。
・人とコラベラれることが少なく、自分は自分で良い。
・叱られる、注意されることで成長する体験の減少
・失敗したり傷ついたりしない事前対策
・情報を与えられることに慣れ、自ら取りに行く経験の減少
などがあげられています。
実際の現場でも
「教えられていません。」
「やったことがありません。」
「それ私の仕事ですか?」
というような言葉が出て自己防衛の言葉や自ら率先してチャレンジして吸収するという
姿勢が薄れている気がします。
良いか悪いかではなく、実際にこのような状況になっていることを
認識する必要があります。
もちろん、社会の変化なので本人の責任だけではありませんが
組織として様々なことにチャレンジでき、失敗してもフォローできる体制がやはり
大事なのかなと感じます。
生産性の向上のため、教育している時間がないという声もありますが、
人材育成が組織を強くすることは歴史が証明しています。
人材育成は、上司・若手、互いの理解が必要ですね。
福井の社会保険労務士
北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社