賞与の給与化について大手企業で導入が
進んでいるようです。
この考え方は元々あり、新しい考え方
ではないですが、
物価高や人件費高騰に伴い、賞与を見直し
給与に組み込むという案ですが、人の確保
などに一定の効果もありそうですが
賛否両論もあります。
賞与は、業績給であると多くの方が認識
していますが、それでも生活給と捉え、
住宅ローンなどを組む際に賞与払いを
選択している方もいらっしゃいます。
そのため、賞与が出ないと苦しいという
話になるわけです。
ただし、月額の給与が上がるわけなので、
その分を貯蓄に回し、賞与ローン時に
支払うという方法に変更すればクリア
できる課題だとは思いますが、
心理的なものは大きいと思います。
また、賞与は業績によるものなので
調整がしやすいという面もありますが
月額を上げてしまうと、人事評価制度や
就業規則などで評価基準を明確にし
評価による査定を導入しないとなかなか
下げられないという面もあります。
業績による賞与は
「決算賞与で支給する。」
というのが分かりやすいですが、
チームや個人の成果、頑張りを
どう反映させるかという点も
あります。
この制度が一般化してくると
キャリアアップ助成金の要件も
変わってくるかもしれませんね。
福井の社労士
シナジー経営社会保険労務士法人
シナジー経営株式会社