年功型の賃金見直しへ
経団連が2020年春闘の労使交渉で、「年功型」など
横並びを重視した賃金体系の見直しを会員企業に
呼び掛けると発表しました。
「年功型」とは一言で言うと、
個人の能力や実績によって評価を行い賃金を反映させるのではなく、
勤続年数や年齢を重視して役職や賃金を上げていく人事制度で、
多くの会社で活用されています。
経団連の呼びかけは、この日本の雇用慣行から脱却し、
急速に進むデジタル化に対応できる人材を確保しやすくする狙いがあります。
(経団連発表)
ではどうするのかというと、
昨日、書いたように人材育成につながる人事評価制度が今後ますます
重要になってきます。
どれだけ成長したか、どれだけ育ったかを見るには、
会社や部門が求める業績とそのための課題、行動を明確にして
社員と上司がお互いに確認していくことで進捗状況を把握することができます。
それが人を育てる仕組みとなり、課題解決、業績にも結び付いていくのです。
社風を大事にしながら、実態に合わせた人事評価制度の見直しは時代の変化に対応するため
今後ますます求められてきますね。