転職市場に新たな動き。
「あなたを採用する方向で考えています。つきましては、
最終面接の前に、これまであなたと一緒に働いた上司又は
同僚の方に、あなたのお仕事ぶりや勤務状況について
インタビューをさせてください」
面接でこのような質問が出たらどうでしょうか。
一般的には、勤務状況等について会社が本人に伝えずに
前職に確認するということがあります。
知っている会社の社長に
「この人どう?うちの会社に面接に来ているんだけど?」
と狭い福井ならよくあることかもしれません。
今回の動きは、大手人材紹介会社が始めたサービスで、直接本人に
「あなたのレファレンスチェックを行うので、対応してもらえる
上司や同僚を紹介してください」
というものです。
コロナ禍において直接面接が減っているということもありますが、
最大のメリットはミスマッチを防ぐこと。
転職希望者を採用したい企業が、最終面接などの前にスコアや回答文を参考にできる。
性格や働きぶりだけでなく、転職希望者が申告した経歴に偽りが無いかの
裏付けにも使えるようです。(画像は日経新聞より)
前職でよく知る人からの話は確かに参考になりますね。
ただ、回答者によってはバイアス(偏り)がかかる場合もありますので、
大都市では問題ないですが、地方ではこのサービスが広がるかは
少々様子見かもしれません。
いずれにしてもミスマッチを防ぐために利用する会社が増えていることも事実。
いいなと思った人材なら、最終面接でこのようなサービスを活用することも
アリかもしれません。
福井の社会保険労務士
北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社