「月給なのに、休んだら給与引かれるって
おかしくないですか?」
ある会社さんからのご相談です。
「月給」は、基本給に各種手当など
毎月固定で支払われる月単位の給与
のことをいいます。
「月給」制には完全月給制と日給月給制が
主な代表としてあります。
完全月給制は主に役員や役職者などに
使用される場合に多く、欠勤や遅刻
早退などがあっても勤怠に影響されず
毎月固定で支払われます。
一方、日給月給制は、毎月固定で
支払われる給与は一緒ですが、
欠勤や遅刻、早退などがあれば
その分の控除の対象となり
給与が減額します。
多くの会社では、給与規定などに
控除のルールが明記されていることから、
日給月給制として、欠勤や遅刻、
早退時にはその分が控除されています。
なお、入社半年経過した方には
有給休暇が付与されるため、
欠勤分を有給休暇にあて、
給与の控除がなく、固定で
支給される場合もあります。
さて、今回のケースの場合、
その会社の給与規定にも
控除のルールが明記されており、
日給月給制であることを
説明していただきました。
その方は入社1ヶ月の方で
あることもわかりました。
法律上、ノーワークノーペイ
の原則が認められていますが、
入社時や初任給時に説明することで
トラブルを防ぐことができます。
月給制?日給制?時給制?
時給でも手当は月給?など
会社独自のルールもあるため
給与規定の作成、見直しは
必須です。
一度見直してみてください。
福井の社労士
シナジー経営社会保険労務士法人
シナジー経営株式会社