6月1日から熱中症対策が企業に義務化
されますが、対策の一つとして、
「サマータイム」の導入を行う企業も
あります。
サマータイムとは
サマータイム（夏時間）とは、日照時間が
長くなる夏季に、標準時刻を1時間進める
制度です。
これにより、明るい時間帯を有効活用し、
エネルギー消費の削減や生活の質の向上を
図ることが目的とされています。
サマータイム導入の効果
サマータイムの効果としては次のようなことが
言われています。
1．熱中症リスクの軽減
作業開始時間を早めることで、気温が
上昇する前の涼しい時間帯に業務を
行うことができ、熱中症のリスクを
低減できます。
２．生産性の向上
涼しい時間帯に集中して作業を行うことで、
労働者の集中力が高まり、生産性の向上が
期待されます。
３．ワークライフバランスの改善
終業時間が早まることで、労働者が明るい
時間帯に私生活を充実させることができ、
ワークライフバランスの向上につながります。
サマータイム導入の課題
1．業務の調整
取引先や顧客との連携が必要な業務では、
サマータイム導入による勤務時間の変更が、
業務調整の負担となる場合があります。
２．制度の周知と定着
サマータイム制度を効果的に運用するためには、
労働者への十分な周知と理解が必要です。
また、制度の定着には時間がかかる可能性が
あります。
導入に向けて
労使間の協議
サマータイム導入にあたっては、
労働者との十分な協議を行い、
合意を得ることが重要です。
試験的な導入
まずは一部の部署や期間で試験的に導入し、
効果や課題を検証した上で、全社的な導入を
検討することが望ましいです。
サマータイム導入の導入。
導入できる会社とそうでない会社も
ありますが、特に建設、製造現場に
携わる方は検討してもよいのでは
ないのでしょうか。
熱中症が重篤化しないように
企業としての対策を講じる。
できることから始めましょう。
福井の社労士
シナジー経営社会保険労務士法人
シナジー経営株式会社
