広島市は、市内の小学校3年生向けの
平和学習教材に引用掲載してきた漫画
「はだしのゲン」を被爆の実相に
迫りにくいとして、2023年度から
別の被爆者体験談に差し替えることを
決めたようです。
私も読んだことがある漫画なので、
なぜ差し替えが決まったのか
興味がありました。
広島の原爆の状況を知るには
色々な方法がありますが、
漫画「はだしのゲン」もその一つ。
今回問題となったシーンは、
家計を助けようと浪曲を歌って
小銭を稼いだり、
栄養不足で体調を崩した母親に
食べさせようと池のコイを盗む
などの部分。
「浪曲は現代の児童の生活実態に
合わない」
「コイ盗みは誤解を与える恐れがある」
などの指摘で今回の判断となったようです。
今回、この判断をしたのは
「広島市教育委員会」
一番原爆のことを知っている、
そして伝えていきたいという想いが強い
市の教育委員会が下した判断。
様々な議論が行われ、苦渋の決断だったとは
思いますが、子供たちのことを考えたもの
なのでしょう。
newsにまでなるほどの大きな衝撃。
とは言いながらも、小学校3年生の
平和学習教材からは外されるというだけで、
もう少し高学年になった時に引用して
教育することも一つの方法。
決してはだしのゲンが否定されたわけでは
ありません。
(画像はYahoo!newsより)
福井の社会保険労務士
北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社