先日ご相談があった退職のお話。
「1月末に一人退職するんだけど、
これで同じ部署から3人目。
話を聞くと、あの人の言い方がきつい、
耐えられないという声がある。
どうしたものか。」
どこにでもあるような話ですが、
「職場で言い方がきつい人がいるので
辞めたい」と思う方は一定数いらっしゃいます。
言い方がきつい人は、
「その方のために伝えている」
など正義感が強い方も多く、
主に仕事における成果を重視する傾向もあります。
(当然と言えば当然)
そのため、ミスなどを許さず、ミスをすると
更に言葉が強くなったりします。
また、職場環境が影響していることもあります。
職場でのストレスやプレッシャーがおのずと
言葉に現れたり、過去の経験や個人的な性格の
問題、企業文化なども関係します。
特に年が離れていたり、経験値が違うと
言われた人は言い返すこともできず、
ストレスが溜まる一方となります。
本人は悪気があるわけではないため、
気づいていないパターンも多くあります。
仕事は嫌いじゃないけど、
この人と一緒に仕事をしたくない。
職場は嫌いじゃないけど、
この人だけは苦手。
など昔ならよくある話で済まされた
かもしれませんが、今は人手不足。
採用した人材、定着した人材が
このような理由で休職したり、
退職をしてしまったら大きな損失。
やはり対策は必要です。
本人にどう伝えるかという点ですが、
上司に報告し、注意をすべきですが
本人の言い分もあるでしょうから、
そのあたりも十分ヒアリングします。
プライドが高い方も多いため、
「私が辞めればいいんですね」
「もう指導はしません」
というような話が違う方向となり
ますます雰囲気が悪くなります。
本人の指導内容を認めつつ、
言い方や態度などに触れることで
少しずつ理解をしてもらいます。
見て見ぬふりをしない。
上司や総務、ハラスメント窓口の
役割は時代の変化と共にどんどん
複雑化していきますね。
こういった事案に適宜対応していく力が
大事です。
こういったご相談にもお応えしています。
福井の社労士
シナジー経営社労士法人
シナジー経営株式会社