日経新聞に面白い記事が紹介されて
いました。
ハードワークを掲げる元日本電産の
ニデックの永守会長は、
「ハードワークで勝つまでやる。
ワークライフバランスなんて言ってると
戦いに負ける」
と語っています。この言葉は
有名な話で、色々なところで耳に
します。
ハードワーク、いわゆる長時間労働の
ことを指す場合が多いですが、
長時間労働でもやりがいがあれば
社員の満足度や会社の業績は向上する
という考えはもう古いのでしょうか。
日本経済新聞は、
国内最大級の会社情報の口コミサイト
にある社員らの投稿を分析し、
上場企業約2300社の労働環境と業績を
調べ人工知能(AI)で数値化し、
働きやすさは高いが、働きがいは低い
企業を「ホワイト」。
働きやすさは低いが、働きがいは高い
企業を「モーレツ」、
両方とも低い企業を「ブラック」、
両方とも高い企業を「プラチナ」と
分類しました。
プラチナ企業を目指すところでは
ありますが、ホワイト企業とモーレツ企業
の業績を比べると、ホワイト企業の
負けという結果となったようです。
記事によると、
2022年度までの10年間の売上高の増加
(スコア上位100社)はモーレツが
年平均6.6%とホワイトを2ポイント上回る。
PBR(株価純資産倍率)も同2.5倍と
ホワイトの2.3倍より高かったようです。
(画像は日経新聞より引用)
もちろん、数字で表れない部分もあるため
一概に言えないですが、ホワイトの定義と
して働きがいがどの程度低いというのか
もありますね。
世の中の動きとして賃上げの動きも
当然ありますが、
賃上げだけではない、働きがいを
どう持つか。
働きがいは、目的意識や上司の
働き方にも影響があります。
働きがいを高める。
そのために何をしているか。
経営者として、リーダーとして
常に意識すべき内容ですね。
福井の社労士
シナジー経営社労士法人
シナジー経営株式会社