「褒めて伸びるタイプ」「厳しくされて伸びるタイプ」
育成方法には大きくこの2つがあります。
最近では、「褒めて伸びるタイプ」が推奨され、一般化されて
いますが、その根拠は何でしょうか。
アメリカの心理学者エリザベス・ハーロックは、
「人は叱責された場合よりも褒められた場合のほうが、
やる気や成果を出しやすい」ことを実験によって明らかにしました。
日本でも運動トレーニングをした際に「他人から褒められると、
上手に運動技能を取得できる」ことを、自然科学研究機構生理学研究所の
定藤規弘教授(神経科学)らの研究グループが実験で明らかにし、
米オンライン科学誌「プロスワン」で発表しています。
実験内容は48人の成人にある動作を覚えるように指示し、
トレーニングを積むというもの。
48人の被験者を
「褒められグループ」
「褒められている様子を見るだけのグループ」
「自身の成績を確認するのみのグループ」
の3つに分けて実験を行ったところ、直接褒められたグループは
他のグループと比較して、翌日にその動作を速く行うことが出来た
というものです。
これまでの研究でも嬉しいことがあると、脳内で記憶の定着に
重要な役割を果たすドーパミンが分泌されると判明することから、
「褒められた分、記憶が残って動きが良くる」
とも言われています。
厳しくされ、「なにくそ~」と力を発揮するスポーツ選手も
多いですが、褒めて伸びるには根拠もあります。
部下や後輩のいいところを見つける。日々勉強ですね。
ちなみにこのブログで2019/02/10に書いたブログ
スラムダンク フクちゃんの「もっとホメてくれ」は、
アクセス回数で毎月、上位表示されています。
https://kkr-group.com/archives/news/president-blog/3093
福井の社会保険労務士
北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社