人を育てる仕組み

人事評価制度の導入目的は?

人事評価制度の導入、運用に当たり特に気を付けていることがあります。

それは、人事評価=給与の査定のみとならないこと。

10年以上人事評価の構築、運営に携わってきましたが、

この目的がズレてしまうと上手くいくものも上手くいきません。

 

人事評価制度は人を育てる仕組みです。

経営者、管理職、そして一般社員も含めて人の成長が会社の成長になる

という認識を持つ必要があります。これは1回聞いただけでは腹落ちしない場合もあります。

何回も何回も繰り返すことで徐々に人事評価制度が人を育てる仕組みへと進化していきます。

 

人は誰しも自分の頑張りを認めて欲しいと思っています。

しかしその頑張りはあくまでも主観的であり客観的なものではありません。

客観的なものにしたものが人事評価制度であり人を育てる仕組み。

人が育つには何が必要か。

育てる環境(会社風土)と育てようという管理職(上司)のチカラ、

そして自らが成長したいという思いです。

 

その思いを形にしたものが成長シートであり、人事評価のシートなのです。

 

会社や自分の課題を洗い出し、その課題を解決することで成長につながり、

生産性があがったり、効率が良くなったり、業績に結びつきます。

今までできなかったことができるようになることが成長の一環です。

それに業績が結びつくことで目に見える形となります。

 

試験勉強も今までわからなかったところや課題を抽出し、

そこに集中特化することで課題解決が図れ、

その結果として成績が上がります。成績という目に見える形で表されますね。

 

給与が上がる要素は何でしょう?

社員の成長と部門・会社の業績。この2つです。

この考え方が「人を育てる=人事評価制度」なのです。

 

経営者、管理職はこの説明を何度も何度も繰り返すことで

会社の文化になっていきます。

人事評価制度=給与の査定ではありません。

 

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