人材定着に欠かせないものとして、「働きがい×働きやすさ」
が必要です。
今回は、働きがいの中の「社員教育」について。
社員教育については、ほとんどの会社で「実施ししている」との声がありますが、
質問を「社員教育を計画的に実施していますか?」
と変えると、「実施していない」との回答割合が高まります。
教育は、新入社員に限らず、中途社員に対しても必要です。
実務で教育を行うOJT。座学やグループワークなどのOFFJTのいずれもが
必要で、中小企業の場合ほとんどがOJTです。
教育は、どの会社が重要だと位置づける内容なので、人材定着に欠かせないという
結果に異論はありませんが、実際にできているかというと話は別です。
人手不足で教育している時間がないという声もありますが、
これは単に計画的に実施していないだけです。
予定さえ組んでしまえば、教育はできます。
専門知識・技術を高めることは、個人にも組織にも貢献できますし、
生産性を高めるためにも重要。
また「人として成長したい」という欲求を満たすこととなります。
モノの見方、考え方を高めることは、人としての魅力、人間的成長につながります。
月に1~3時間でも構いません。
大事なのは体系的に行う社員教育。
前回のキャリアパスを実現するための教育と位置づけると
わかりやすいと思います。
新入社員における新入社員教育。
入社2年目の社員に対するフォローアップ教育。
入社3年目の社員に対するキャリアアップ教育。
リーダーを目指す社員に対するリーダー基礎教育。
始めて部下を持つ人の部下教育。
時間管理研修
などなど。
教育は実施するだけでなく、研修効果も確認する必要があります。
アンケートや理解度テストをすると次の課題が見えてきます。
定着には「社員教育」が欠かせない。
ひとつずつ実践していきましょう。