そろそろインフルエンザの予防接種を
受けようかな。と考えている方も
いらっしゃるかもしれません。
日本でのインフルエンザの流行時期は
11月下旬から12月上旬頃に始まり、
翌年の1~3月頃に患者数が増加
するパターンが多いようです。
そのため11月から12月にかけて
予防接種を受ける方も多く、
会社からの問い合わせが増える
時期でもあります。
インフルエンザの予防接種にかかる
費用は福利厚生に計上することが
可能で、会社によっては全額負担や
一部負担などの制度を設けている
所もあります。
予防接種を福利厚生に計上するためには
1.業務上必要であること
2.すべての従業員を対象としていること
3.社会通念上、常識の金額範囲であること
が要件とされています。
特に2は注意が必要で、福利厚生は
平等に利用できることが前提ですので
特定の方のみであれば該当しません。
3の常識の範囲内でいうと、
福井県で予防接種の費用を調べてみると
3,000~4,000円
というところでしょうか。
ちなみに従業員の同居家族分の予防接種も
経費計上できる?と
お問い合わせをいただきますが、
家族は業務上必要な範囲には該当せず、
社会通念上一般的でもないため
仮に負担する場合には、従業員の給与
として課税することとなります。
福利厚生としての予防接種。
健康に働いてもらうためには
必要なことかもしれません。
当社もインフルエンザの予防接種は
会社負担で受けていただく制度に
しています。
福井の社労士
シナジー経営社労士法人
シナジー経営株式会社