事業再構築補助金で9月に採択された
案件のうち、ゴルフ関連が79件、
エステ関連が59件だったことが
日経新聞に掲載されていました。
ゴルフは「シミュレーションゴルフ」、
エステは「美容」や「アンチエイジング」
などの事業プランが目立つという指摘もあり、
記事では、申請代行業者による補助金獲得が
狙いと疑われる事例が後を絶たない
としています。
補助金獲得狙いというのは本末転倒ですが、
事業再構築補助金もコロナの5類移行と
ともにそろそろ終わりを迎える時期
なのかもしれません。
採択はしたけど、実行に移さず、
認定機関として認めた銀行も
頭を抱えているというケースも
聞きます。
本気で事業を再構築したいという会社には
有効な制度のひとつですが、安易に補助金を
獲得できるというのは、ちょっと違う。
記事では、
「ゴルフやエステといった事業で日本経済を
構造転換できるかどうかは疑わしい。
財務省は支援が長期化している点もふまえて
補助金の終了時期を決めるよう主張している。」
と厳しい指摘もあります。。。
補助金申請の際、自社を見直し、市場動向や
今後の事業計画を作成することで
補助金が通らなくても、申請にチャレンジして
結果としては良かったという会社もあります。
補助金や助成金ありきではなく、
自社がどうありたいか、どうすべきかが
見えないと本当の意味での
補助金・助成金活用はできない。
福井の社会保険労務士
シナジー経営社会保険労務士法人
シナジー経営株式会社