3月も終盤となり、自治体や各団体で
人事異動の発表が続いています。
先日も、ある方に
「今年異動ってあるの？」
と聞いたら、
「今年はあると思います。
うちはギリギリまで発表されないので、
引継ぎ等大丈夫かなと思っています。」
との話。
組織によって内示→発表という流れに
なることもあれば、ギリギリまで
わからないというところもあります。
この時期は、人事異動に関する
相談も増えますが、
正当な理由があれば、会社は人事権を
発動し、人事異動を命じることが
できます。
そして、従業員は異動に従うことに
なります。
もちろん、異動に伴い本人に十分な
説明を行うわけですが、なかなか納得
してもらえず、拒否されると
会社としても非常に頭の痛い問題です。
熟考した上での人事異動の判断であり、
他の部署とのバランスもあるため、
人事異動拒否を受け入れることも
会社としては難しいでしょう。
場合によっては懲戒処分を行う
ケースも出てくるかもしれません。
このようなケースであっても
就業規則に基づき正当な手順を踏む、
また賞与でマイナス査定するなど
本人に十分な説明をすることが
重要です。
人事異動の拒否を放置することは
会社運営に支障があり、代わりの
人事異動にも影響が出ます。
会社の持続的な発展のための
人事異動。
キャリアアップのためのよい
きっかけになることもあるかも
しれませんね。
福井の社労士
シナジー経営社労士法人
シナジー経営株式会社
