企業の人材不足の実態調査を
エン・ジャパン株式会社が
公表しました。
コロナ後の経済として人手不足は
前々から言われてきていますが、
厳しい実態も明らかになってきました。
特に福井県の有効求人倍率は
2倍近く。(全国的にもトップ)
中小企業が多い特性と
雇用調整助成金のいい面と
そうでない面が影響しているのかも
しれません。
サマリーは以下の通り。
(以下引用)
・人材不足を実感する企業は82%と、
コロナ前に比べ7ポイント減少。
従業員数が多い企業ほど、
採用意欲は回復傾向に。
・人材不足が著しい職種は
「営業職」「エンジニア」。
・人材不足の原因は「退職による欠員」
「中途採用で人員確保できない」
解決策は「人材採用の強化」「業務効率化」
「社員の教育」。
人材不足に関する悩みや課題についての
コメントでは、
【採用】
・未経験者からの応募が多く、採用しても
人材不足が解消されたとは言えない。
・オンラインでの採用に限界がある。
応募者の本質が見えにくい。
・内定辞退が多く、あと1歩のところで
採用できない。
・在宅勤務を優先する人材が多い。
などの声もあります。
また、
【入社後の活躍・定着について】
・仕方のないことだが、産休や育休取得者が
出たり、育児中の短時間労働などを
どう補うかが課題。
・パワハラ気質の上司がおり、何人も
退職している。
本人は少しずつ自覚・改善しようと
してはいるが、まだ途中段階。
業務上では優秀で、会社としては
重要な人だけに困っている。
・採用して教育しても3年以内で退職する。
・今この瞬間は充足しているが、
いつ同じ職場で離職が発生するかは
全くの未知。常に可能性・緊張感あり。
採用や定着に関してはどの企業も
課題を持っていますが、
少々余裕を持った人員にすることが
働き方の多様化や不安、葛藤に対応できる、
この時代の人員計画という見方もできます。
採用にぜひ役立ててください
福井の社会保険労務士
北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社