現在2月末まで特例の延長が決まっている雇用調整助成金ですが、
緊急事態宣言が解除される翌月3月末までの延長が今週内にも
決定されるようです。
正式発表はまだですが、緊急事態宣言の対象地域が1県でもあれば全国で特例を続ける模様。宣言を全面的に解除した後も翌月までは維持する方向で調整し、2月7日の解除なら3月末まで。宣言期間が1カ月程度延びれば、特例期限も4月末になります。
特例の縮小については、緊急事態宣言解除の翌々月からは雇用情勢が大幅に悪化していないことを前提に、最大で助成率90%、13,500円/日にする案があります。
現在の特例は、最大100%、15,000円/日。
業界によってはまだまだコロナの影響で業績が上向かないところも多く、(人が動かないため活性化しない)雇用調整助成金の特例延長が希望されています。
一方で年明けから雇用の維持と昇給に関することなど春に向けての人事のご相談も多くなってきました。
例年であればこの時期、春闘や業績の話をもってどれくらいの昇給にしようかと情報収集することが多いですが、今春はテレワークやジョブ型への移行などの雇用形態や人事制度の見直しも含めて調整をしています。
また、既存の働いた時間の長さと成果が比例することを前提とした労働基準法の見直しも経団連から上がっています。
今月から3月までは雇用調整の話と昇給の話、そして中小企業にとって厳しい状況もある同一労働同一賃金への対応が出てきますね。
こういう状況においても経営者は明るい未来を見据えて経営をする。
(私もそうです)
働き方の見直しについてはぜひご相談ください。
福井の社会保険労務士
北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社