先日、社内で助成金勉強会を開催しました。
毎年変わる内容と日々厳しくなっている助成金ですが、
改めて内容の周知と気を付けるポイントについて社内で共有しました。
厚生労働省管轄の助成金は、法令遵守に取り組んでいる企業、
労働環境を良くしていこうという企業に支給します。
そのため、企業にとっては今までと違い負担(?)となることも出てきます。
「ここまでしなくちゃいけないの?」
ということもあります。
例えば、キャリアアップ助成金では、
出勤簿(タイムカード等)と賃金台帳を提出しますが、
未払い賃金がないかも細かくチェックされます。
企業からすると法律通り支払っている
という認識が多いですが、
法律通りで行くと労働時間に対しては1分単位の
支払いが求められます。
この労働時間に対する考え方が法律面と企業側と乖離があるのです。
労働時間を示すものが出勤簿(タイムカード)のみであれば、
それに基づいた労働時間の計算を行います。
それ以外に残業申請書があればこの2つをもとに労働時間の計算を行います。
助成金は要件を満たせば受給できますが、
要件は毎年見直されたり、厳しくなったりしますので
注意が必要です。
労働局に行くと、労働局の担当者と揉めている?
企業担当者や社労士の方も良く見ます・・・。
助成金に取り組む前、提出前は厳しい目が必要です。
福井の社会保険労務士
北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社