助成金の審査が厳格化

助成金の審査が厳格化しています。

雇用調整助成金やキャリアアップ助成金、

特定求職者雇用開発助成金、

働き方改革推進助成金など

厚生労働省管轄の助成金は100種類を

超えており、活用して企業の運営に

役立てている企業も多いです。

 

一方、不正受給が多く発生し、

ここ最近は雇用調整助成金、

キャリアアップ助成金などの調査も

厳格化しています。

 

元々助成金は労働基準法を

遵守していることが要件の一つですが、

・労働時間を適切に把握していること

・残業代を支払っていること

・給与計算が間違っていないこと

・労働条件を通知していること

(変更時も)

・賃金台帳を整備していること

(記載すべき項目が網羅されていること)

・変形労働時間を適正に運用していること

・36協定を提出していること

・労使協定を労働者に周知していること

・就業規則や賃金規程の改訂が適切に

されていること

など助成金を受給するためには

事細かな労務管理が必要となります。

 

実際、助成金を受給するために

そこまでする必要があるの?

ということもあります。

もちろん、労働局に申し立てをして

対応することも多くありますが、

我々専門家でも

「細かっ!」

ということもあり、

正直助成金に振り回されている感が

あります。

(国の言うこともわかるし、

企業側の言い分もある)

 

簡単に受給できる助成金は

ありません。

 

制度を導入して終わりではなく

その後の運用もあります。

FAXやDMで

「簡単に助成金受給できますよ」

と営業が入ることがあると思いますが、

労務管理はひとつひとつの積み重ね。

簡単に助成金は受給できません。

(すべて丸投げで受給できるのは間違い)

 

助成金を活用する。

それには労務管理の改善が大前提。

ここをセットで考えてください。

良い会社をつくるために。

 

福井の社会保険労務士

北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社

 

 

 

 

 

 

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