「次元の異なる少子化対策」として
社会保険料の上乗せを政府が
検討していることが分かりました。
次元の異なる少子化対策って??
と思い調べてみると、
今年の3月にこども家庭庁から
発表されていました。
その中に
「若い世代の所得を増やす」
という内容が記載されています。(以下一部引用)
〇第一に、若い世代が「人生のラッシュアワー」
と言われる学びや就職・結婚・出産・子育てなど
様々なライフイベントが重なる時期において、
現在の所得や将来の見通しを持てるように
すること、すなわち「若い世代の所得を増やす」
ことが必要である。
〇このため、こども・子育て政策の範疇を超えた
大きな社会経済政策として、最重要課題である
「賃上げ」に取り組む。
また、賃上げが持続的・構造的なものとなるよう、
L字カーブの解消などを含め、男女ともに
働きやすい環境の整備、希望する非正規雇用の
方々の正規化を進める。
〇こうした施策を支える基盤として、
多様な働き方を効果的に支える雇用の
セーフティネットを構築するため、
週所定労働時間20時間未満の労働者に
対する雇用保険の適用拡大について検討する。
さらに、リスキリングによる能力向上支援、
日本型の職務給の確立、成長分野への円滑な
労働移動を進めるという三位一体の
労働市場改革を加速する。
〇その際、いわゆる106万円・130万円の壁を
意識せずに働くことが可能となるよう、
短時間労働者への被用者保険の適用拡大、
最低賃金の引上げに取り組む。
さらに、106万円・130万円の壁について、
被用者が新たに106万円の壁を超えても
手取りの逆転を生じさせない取組の支援などを
導入し、さらに制度の見直しに取り組む。
(以上)
賃上げやリスキリング、収入の壁の問題など
企業側、労働者共に取り組むべき課題。
自助努力は常に必要です。
こういう考え方のもと、
出産育児一時金の増額や
所得制限の見直しなどが
行われています。
福井の社会保険労務士
シナジー経営社会保険労務士法人
シナジー経営株式会社