雇用シエアは広がる?

今日から12月、朝晩は寒くなってきました。

新型コロナウイルスのワクチン開発が米・ロシアで進んでいますが、

日本に入ってくるのはいつ頃なんでしょうかね。。。

順番とすれば官僚、医療従事者、基礎疾患者、高齢者、子供、その次??

 

 

さて、大手企業を中心に人手不足企業と余剰人員企業で雇用シエアが

本格的に始まります。春ぐらいから雇用シエアは少しずつ運用されて

きましたが、家電量販店のノジマが航空会社やホテルなどから

最大600人を受け入れるようです。イオンでは移ってきた人を転籍させ、

仕事のスキルを維持しつつ雇用も守る取り組みとして発表されています。

雇用調整助成金でも出向は使えますので、活用幅も広がりますね。

記事(日経新聞)では、ノジマは2021年春までにANAやJALから

300人を受け入れ、東横インからも最大300人の社員の出向を受け入れる

方向で交渉。11月中旬から受け入れを始めており、約1週間の研修を経て

ノジマの販売部門やコールセンターの業務に従事してもらうとのこと。

 

送り出し会社からすると、雇用の維持や余剰人員の対策となりますし、欲を言えば

違うスキルやノウハウをつけて戻ってくる。数年後、活躍する幅が広がる。

 

出向者からすると前向きにとらえれば、色々な経験ができるという面もある一方、

雇用契約の見直しや愛社精神の低下、ストレスの増加などの後ろ向きな面も懸念されます。

 

福井県も雇用シエアを推進し、「雇用シェア促進応援金」などを支給する予定ですが、

受入れ企業、送り出し企業、出向者が共にメリットが感じられる仕組みに落とし込まないと

広がらない。働く人はどう思っているんでしょうね、、、。

 

事業計画の一つに人員計画がありますが、人の雇用に関しては頭を悩ますのも事実。

3年後、そして来年どうするか。当社も人員計画作成に脳みそに汗かきかきです。

 

福井の社会保険労務士

北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社

 

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