有効求人倍率が1.94倍とやや改善。
福井労働局が発表した12月の
有効求人倍率は、1.94倍と
前月の2.02倍から0.08Pと
改善傾向となりました。
全国的にも高い有効求人倍率は
続きますが、8ヶ月ぶりに2.0倍を
下回りました。
(あくまでもハロワのデータです)
とは言いながらも全国平均は、
1.35倍。福井の高水準は群を
抜いています。
求人数と求職者数の乖離が
まだまだあるということですが、
昨年9月をピークに乖離が
縮まっていることも事実で、
4月の新年度に向けて
人が動き出している証でもあります。
主な産業別にみると、新規求人数は、
前年同月比で、
・宿泊業,飲食サービス業で17.0%増
・医療,福祉で2.4%増
・製造業で0.9%減
・運輸業,郵便業で30.6%減
・生活関連サービス業,娯楽業で28.6%減
となっています。
また、前年同月比ではなく、
全体的に求人で苦戦している業種は、
分母が大きいというのもありますが
・建設業
・製造業
・医療、福祉
・生活関連サービス業,娯楽業
・卸売、小売業
となっています。
なお、全体的には求人数が減っているので、
有効求人倍率は改善している傾向にあります。
年齢別有効求職者の状況
については、
24歳以下、8.3%
25歳~34歳 20.2%
35歳~44歳 17.7%
45歳~54歳 18.8%
となっており、34歳以下の若年層も
職を探していることが分かります。
昨今の物価、原材料、人件費上昇により
賃上げや福利厚生等への対応も
必要となってくる企業側ですが、
自社の職場環境の改善や魅力発見にも
力を入れる必要があります。
自社の明確な選考基準を持ちながらも
選ばれる企業になるために
日々企業努力は必要です。
福井の社会保険労務士
北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社