働き方の多様性という中に「LGBTQ」に関することが
あります。言葉としては一般化してきましたが、
実際に一緒に働いているという人はまだ少ないかもしれません。
ヤフーニュースに同性愛を告白した市の職員に幹部が
「市民に性的指向を明かすこと(カミングアウト)は
公務員として不適切」と指導して、本人がその対応に失望し
「社会の無理解を行政が容認した形でショックだった」
として退職したという記事が出ていました。
マイノリティ(少数派)から声が上がり、法的整備などが
進んでいくわけですが、今は普及しつつある男性の育児休業も
以前はマイノリティ。少しずつ世の中が変わってきているため
世間も「男性の育児休業も必要だよね」という話になっています。
そして取得できる体制を会社全体として整えていく。
法律だから取得させる、規則でルールを作るという表面的な考えではなく、
取得できる状態に会社全体、社員全体、本人も含めて協力が必要。
徐々に浸透していきます。
「LGBTQ」に関することももう少し時間が必要だと思いますが、
多様性等事実を認めることも必要。上司であればその勉強も必要。
また、職場における休憩室、トイレ、発言など実際に該当することがあった場合
会社としてどう対応するかの検討となります。
難しい問題ですが、受け止めることの度量も今後は必要になってきますね。
「LGBTQ」
女性同性愛者、男性同性愛者、両性愛者、出生時の性別と自認の性別が違う
性別を模索している人、決めたくない人のこと
福井の社会保険労務士
北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社