日本能率協会が「2024年度新入社員意識調査」を
発表しました。
10月~12月にかけて色々な調査機関が結果を
発表しますが、(今回は4月2~5日に質問)
「仕事や働くことに対してどのような意識を
もっているか」について行われたようです。
トピックスとして
1.自身の成長に向けて、上司・人事への期待
の第1位は「成長や力量に対する定期的な
フィードバック」で22.0%
2.「若いうちは進んで苦労すべき」と思う人は
4割、そう思わない人は3割で、チャレンジ意欲が
二極化
3.理想の上司、先輩の第1位は「仕事について
丁寧な指導をする上司・先輩」で25.5%
4.新入社員が望む職場像は『成果や仕事の質で
評価されることを望みつつ、チームワーク重視、
仕事以外のことも相談でき、スキルアップも
叶えられる職場』
5.大卒以上では国内転勤の受け入れは65.4%、
海外転勤の受け入れは48.4%で、海外転勤への
抵抗感あり
6.仕事をしていく上での不安について、トップ3は
「上司・同僚など職場の人とうまくやっていけるか」
「仕事に対する現在の自分の能力・スキル」
「仕事での失敗やミス」
7.転職を考えるシチュエーションの第1位は
「職場の人間関係が悪いとき」で15.7%、
第2位は「社風や企業文化が自分に合わないと
感じたとき」で14.3%
8.自分のキャリアについて10年後まで考えている人は
3割(3年後までは2割、5年後が3割)
という内容が報告されました。
常日頃、「定期的なフィードバック」が重要と
話をしていますし、当社でもその重要性を
感じていますが、「成長したい」という
意欲をどう伸ばしていくか、
その答えがここにあります。
「若いうちは進んで苦労すべき」については、
我々の時代から言われてきましたが、
経験値でいわせてもらうと、20代の苦労と
いうか努力や経験値は、30代に出るし、
30代の努力や経験値は40代に出る。
それが収入や人としての価値にも
つながると思っています。
20代で経験させてもらったから
30代の活躍がある。
理想の上司については、最近の傾向で
はっきりと実感しているのは、
「仕事について丁寧な指導をする
上司・先輩」
ミスをしたくないと考えることは
当然なので、ここが定着の決め手に
なると思っています。
但し、チャレンジさせることも
重要なので一人ひとり個性を見て
対応することが必要です。
(ここが難しいのかもしれません)
望む職場環境についても
『成果や仕事の質で評価されることを
望みつつ、チームワーク重視、仕事以外
のことも相談でき、スキルアップも
叶えられる職場』
と言われるのは当然で、心理的安全性が
高いという点が大事な点です。
できることは褒める。そして丁寧に
指導する。仕事以外の話も行うことで
居場所ができる。(良い意味で心地よい)
仕事をしていく上での不安については、
「人間関係」「スキルアップ」
「ミス」という内容でしたが、
「ミス」については、
「上司や先輩からの指示が曖昧でも、
質問をしないで、とりあえず作業を進める」
が全体の22.1%で第1位であったことから、
ミスをしたくないことと、曖昧なまま作業を
すすめたくないことの関連性が見受けられ
ます。
このような結果をもとに
自社の課題を抽出し、
環境や今後の取り組みを
見直すことができれば
企業の成長も進んでいくと
確信しています。
ここができるかどうか。
社労士事務所、人事労務のプロとして
我々もしっかりとサポートしていきます。
福井の社労士
シナジー経営社労士法人
シナジー経営株式会社