働きながら年金を受け取る
「在職老齢年金」の見直しが
議論されています。
高齢者の就業率を高める、
就業調整を是正するために
現行の賃金と厚生年金の合計が
「50万円」を超えたら、厚生年金の
支給が減額・停止される仕組みを
「62万円」、「71万円」とする案が
出されています。
※
厚生年金20万円+賃金30万円=50万円
50万円を超えたら厚生年金が減額。
減額・停止を是正するということは
それだけ財政にも影響するわけで、
ではその分をどこから捻出するか
こういう議論も必要です。
そうなると現状、賃金(報酬月額)の
上限が65万円となっているところを
75万円や79万円に引き上げる案が
出ています。
これによりこの層の賃金の方の
保険料負担は増えます。
代わりに厚生年金は調整されずに
満額受給できる。
厚生労働省があらゆるシミュレーションを
行い調整すると思いますが、103万円の壁や
106万,130万円とたくさん課題はあります。
2025年は年金改革の年。
在職老齢年金は原則65歳以上の
社長、幹部に大きく影響することなので
注視していきます。
福井の社労士
シナジー経営社労士法人
シナジー経営株式会社